「地中海ダイエットとオリエンタル・キュイジーヌの伝統との完璧な融合」という理由で日本人シェフ 弓削啓太は、パリで、世界14カ国から集まった35歳未満のシェフの中で頂点に立った。課題はイタリアで昔から有名なディッシュ。審査員の中には星付きレストランシェフ、シモーネ・ザノーニ、ダヴィデ・オルダーニがいた。
イタリアンを知り尽くした弓削シェフは、初戦からほうれん草のピューレの上に、酒に漬けたゴルゴーンゾーラクリームにオイスタークリームを合わせた料理で審査員を魅了した。
ゴルゴンゾーラは日本でも長きにわたり愛され、2018年の輸入量に至っては5000トンを超え、世界の輸入国の中でも第11位に位置している。今年度前期においては、前年度の同期間と比べ9%の輸入量拡大が見られる。(Clalデータ)
第8回を迎えたバリラ・パスタ・ワールド・チャンピオンシップは、陪審員、美食家、マスメディア、業界関係者を含む350人が立ち会う中で、10月10~11日にパリの パビリオン・カンボンにて開催された。