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2024年生産量 ゴルゴンゾーラDop 527万7千個超えを記録

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06 2月 2025

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2024年生産量 ゴルゴンゾーラDop 527万7千個超えを記録

会頭アントニオ・アウリッキオ 生産量1.9% 、輸出量5%の増加を報告

 ゴルゴンゾーラDop保護協会が発表した2024年のデータによると、生産数5,277,959個で、過去最高を記録した。このデータは2023年と比較しても増加している。ピエモンテ州からロンバルディア州にかけて15の生産地域に渡るパートナー企業の生産量は、2023年度と比較して98,984個増(+1.9%)であった。

州別で見ると、ピエモンテ州が合計3,822,245個(+1,73% 2023年比)と生産を牽引し、一方ロンバルディア州は1,455,714個にとどまったが、その成長率は2.38%であった。

ゴルゴンゾーラDop保護協会の会頭アントニオ・アウリッキオは、この結果について次のようにコメントした。「ゴルゴンゾーラの生産が着実に成長し、安定して500万個以上を超えていることを報告できることを非常に嬉しく思います。この結果により、私たちはイタリア国内の全ての認証を受けた食品生産の中で6位、そしてイタリア産牛乳を使ったDopチーズでは3位となりました。今年の結果は2022年の停滞を忘れさせ、私たちが一貫して貫いてきた、価格を安易に下げず、品質を高く保つという選択が正しかったことを証明していると思います。これが、世界中の何百万もの消費者に私たちのチーズが選ばれている大きな理由の一つです。」

 タイプ別では、辛口であるゴルゴンゾーラDopピッカンテが二桁の増加という成長を見せた。昨年度は738,935個で全体の14%を占め、2023年度比で20.47%増という結果であった。

輸出に関するデータも非常に好調であり、2024年度は160万個近くにまで達し、2023年比5%増を記録した。「輸出はこれまで常に順調でした。」会頭アウリッキオは続ける。「現在最終の四半期のデータを待っているところですが、我々の製品が世界市場で競争力を維持するためには、常に有利な環境が整っていることが不可欠です。しかし言うまでもなく、新たに選ばれたアメリカ大統領が予告している政策転換は壊滅的なものでしょう。我が国がMade in Italy 製品を支える経済政策および外交政策を推進できることを願っています。農食品部門は、最近の経済データが示す通りイタリア経済を牽引する重要な分野であり、これなくしてはイタリアのシステムは成り立ちません。これらの数字を、政治と連携して守る努力をしていかなければなりません。生産者として言えるのは、生産量が増加しても輸出量が縮小すれば、大きな打撃を受けることになります。」

2023年におけるゴルゴンゾーラDopの生産額は4億3000万ユーロ(2022年比12%増)、同年の輸出額は2億300万ユーロ(2022年比38%増)に達した。

2025年の取り組みについて会頭アントニオ・アウリッキオは、次のように締めくくった。3月にゴルゴンゾーラDop協会は東京で開催されるFOODEXに出展し、イタリア大使館での夕食会やAFIDOP (Associazione Formaggi Italiani DopイタリアDopチーズ協会) と共同でのさらなる取り組みを予定しています。世界中に名を馳せるイタリアのチーズの素晴らしさを東洋にも広めるための取り組みです。その後、5月にはミラノのTuttofoodに、6月にはニューヨークのFancy Food、10月にはドイツのAnugaに参加する予定です。世界中がうらやむゴルゴンゾーラという、他に類をみない製品を実際に感じてもらうためのできる、重要な機会です。」